太陽光発電設備設置工事  HIC Co.,Ltd

●太陽光発電の特徴


・日光を直接的に電力に変換します。発電そのものには燃料が不要で、運転中は温室効果ガスを排出しません。

・人里離れた場所や遊休地、様々な場所や規模で電力を供給することができます。

・蓄電装置をつけて独立した電源として利用した場合は、送電線の設置、燃料補給やメンテナンスのコストを削減したりできます。

・発電部に可動部分が無く、高信頼性です。また万一の修理やメンテナンスに要する期間も、比較的短期間で済みます。

・災害などの有事の際には、非常用電源としても活用できます。

・太陽光発電は日射量に依存するため、曇り雨の日でも発電は可能ですが、晴れた日の1割〜5割程度の発電量となります。


●太陽光発電の原理


光は、エネルギーを持っています。

太陽電池の場合は、太陽の光のエネルギーを吸収し、半導体を利用して電気的なエネルギー(電力)に変えます。

光から電力への変換は直接的かつ瞬間的に行わるため、通常光が当たっている時しか発電しません









n型シリコンとp型シリコンの接合部に太陽光があたると、マイナスの電荷を持った電子と、プラスの電荷をもった正孔が発生します。
電子はn型半導体へ、正孔はp型半導体へ引き寄せられ、光起電力により、電流が発生します。








●太陽電池のセル、モジュール、アレイとは




・セル・・・・・太陽電池の基本単位で、太陽電池素子そのものをセルと呼びます。

・モジュール・・・・・セルを必要枚配列して、屋外で利用できるよう樹脂や強化ガラスなどで保護し、パッケージ化したものです。

・アレイ・・・・・モジュールを複数枚並べて接続したものをアレイと呼びます。

・モジュール変換効率・・・・・1u当たり1000Wの光エネルギーをどれだけ電気エネルギーに変換できるかを示します。
   {モジュール公称最大出力(W)÷モジュール面積(u)×1000(W/u)}×100
   



●太陽光発電設備について



・太陽電池  太陽の光エネルギーを直接電気に変換する装置

・接続箱   太陽電池からの直流配線をまとめ、パワーコンディショナに送るための装置。

・パワーコンディショナ  太陽電池で発電した直流電力を交流電力に変換する装置。

・分電盤 各配線に電気をわける装置

・計測装置 電力会社に売った電力や購入した電力を計量するメーター



●  その他の新エネルギーについて


@風力発電


 ・特徴
長所
 風力発電は、新エネルギーの中で発電コストが安く、従来の発電施設と比較すると、工期が短いことがメリットです。

 風のエネルギーの約40%を利用することができ、変換効率は良く、また固定価格買取制度【FIT】の対象となる再生可能エネルギー
 発電の内、小型風力の買取価格は現在のところ、55円ともっとも高額に設定されています。
 風があれば、太陽光発電と異なり、夜間でも発電することが可能です。

短所
 欧州などでは、再生エネルギーの中心となっていますが、日本では地理的に有効に活用できる場所【年間の平均風速5m/s以上】が、
 海沿いや山間部等、一部の地域に限られてしまいます。
 気候的な観点から台風等強風【耐風速60〜70m/s以上】による破損、運転の停止が考えられます。
 また、一部では人家の近くに設置した場合、風切り音による騒音問題、低周波振動による健康被害の報告もあり、
 それらを考慮すると設置場所が限られてきます。
 


A小水力発電

  小水力発電とは、一般的な水力発電とは異なり、ダムを用いないで、水の落差を利用し、
  水車【タービン】を回転させ発電するシステムです。

 ・特徴
長所
  昼夜通じて安定した発電が可能です。 (太陽光発電・・・天候に左右され夜間不可。 風力発電・・・風量に左右される。)
  出力変動が少なく、系統安定、電力品質への影響が少ない。
  設備の設置面積が小さい。(太陽光や風力発電と比較して)

短所
  設置場所が限られる。(落差及び、水量の確保等の制限があります)
  水の使用にあたり利害関係の発生が付きまとう。
  法的な手続きが煩雑で申請に膨大な時間労力がかかる。(特に河川法。大規模な水力計画と同等の手続きが必要となる)











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